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  • このように、歯や歯周組織の炎症が、全身に多くの影響
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    基礎編 歯周病についてのおさらいです

     

     

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  • 歯周病とは?

    「リンゴをかじると血が出ませんか?」

    という歯磨剤のCMを覚えている方もおられるでしょう。
    初めて放送されたのが1964年、およそ50年前。
    これが歯の病気は虫歯だけではないと多くの人が知る契機になったと言われています。

    さて、ホームページをご覧になっている方は、もう既に歯周病についての見識を十分にお持ちではないかと思います。

    確認のため要約すれば、歯周病は感染症であり、慢性疾患であり、生活由来性疾患です。

    歯周病の本態

    バイオフィルム細菌集団

    ストレプトコッカス・ミュータンスが分泌するグルコシルトランスフェラーゼ(GTF)という酵素に
    よってショ糖が分解されて作られる、不溶性グルカンのことをバイオフィルム(≒ 歯垢、デンタルプラーク)といいます。

    左図に示すように、QSシグナル(参加定数感知シグナル)を使って情報交換し、バイオフィルム集団となって各部位で縄張りを築き生存します。

  • バイオフィルムが作られると、さらに様々な細菌が付着・定着し、増殖・崩壊を繰り返します。
    そして、24~48時間のうちに酸を産生して、歯を溶かし始めます。
    これが虫歯の発生です。
     
    また蓄積されたバイオフィルムは、酸素や抗菌剤、唾液の自浄作用などから細菌を守るバリアとしても働きます。
    そのため、バイオフィルムで守られた内側は空気の少ない環境になり、嫌気性細菌が非常に繁殖しやすい環境になります。

     

    歯周病は、歯と歯ぐきの境目である歯周ポケットと呼ばれる部分から、歯根に沿って嫌気性細菌が入り込むことで起こる病気です。
    歯周ポケットに細菌が入り込むと、毒素や組織破壊性酵素を分泌し、歯肉に炎症を起こし、その炎症を避けるような形で骨が溶けていきます。


    細菌の繁殖が旺盛だったり、細菌がどんどん奥に侵入したりすると、それに応じて骨もどんどん溶けていきます。

    炎症初期の段階では、ほとんど自覚症状が出ないため、本人の気付かないうちに進行してしまいます。
    このような病気のことを Silent Disease(沈黙の病気)と呼んでいます。


    口腔内をよく観察していれば、歯を磨いたときに時々出血があったり、歯ぐきに赤いところが見られます。
    このようなわずかな兆候を見逃さないことが大事なポイントになります。

     

    もう少し進行すると、歯を磨くたびに出血するようになります。歯が浮いているような感じがする人や、歯ぐきにかゆみを感じる人もいます。

     

    さらに進行すると、歯の動揺が大きくなり、歯ぐきの腫脹・排膿をくり返します。
    この段階になると咀嚼するにも困難になります。


    このように放置することによって歯を喪失するリスクがどんどん上昇します。

  • Silent Disease

    デンタルプラーク(歯垢)とバイオフィルムは細かな定義において異なる。デンタルプラーク=う蝕・歯周病の原因となる細菌の凝集塊という考えが基本であるが、一方の口腔バイオフィルムは、口腔内細菌の塊という意味では類似しているが、バイオフィルム内では構成細菌が様々な情報伝達を行いながら生活しているコミュニティである点で異なる。

    Key word

    バイオフィルム 虫歯 歯周病 沈黙の病気 出血 炎症 歯が浮く かゆみ 動揺 腫脹 排膿
     

  • 位相差顕微鏡

    プラーク内の細菌

    Treponema denticola

    らせん菌
    クネクネと動く
    その他に→球菌 →短桿菌

    Entamoeba gingivalis

    原虫
    ゆっくり形を変えながら移動する

    Candida albicans

    原虫
    仮性菌糸

    白血球

    幾つかに分かれた核と
    顆粒を持っている

  •  

    生きた細菌を見てみよう

     


     

  • 骨代謝

    ぜひご覧ください!

    骨が溶けるとは?

     

     

  • 全身の病気との関係 

     

    また、歯周病は全身の様々な病気と深い関係があり、近年増々注目され始めています。
    (歯周病は、人類史上最も感染者数の多い感染症とされ、ギネスにも載っている!)

     

    歯性病巣感染

     

    歯性病巣感染とは、歯や歯周組織の感染症があり、これが原因となって離れた臓器に二次的に病気を起こすことを言います。
    歯や歯周組織のほかにも、扁桃、上咽頭なども感染源として考えられています。

     

    全身の病気とは?

  •  

     

    このように、歯や歯周組織の炎症が、全身に多くの影響を与えることは昨今の研究で明らかになってきています。
    これから、ますます全身の病気との関連性が出てくるかもしれません。

    毎日の歯磨きや食生活を含めた生活習慣を見直し、歯周病を予防する事が全身の様々な病気を予防することにつながります。
    口腔内の管理が多くの病気の予防につながっています。

     

    Episode

    大正8年(1919)死亡した26代アメリカ大統領セオドール・ルーズベルトの死因は、「肺窒栓症」で、その原因は1本の虫歯であったとされています。
    多忙な彼は1本の虫歯を治療しなかったため、根尖の膿が血管に引掛って肺窒栓症を起こしたと伝えています。

  • 各世代の健康歯肉について

    自己採点を行う時の基準になる健康な歯肉の写真です。
    参考にして下さい。
    すでに歯周病になっていると思われる方は、養生の目標になります。

    男性A 15才

    男性B 20才

    男性b 36歳

    男性b 51歳

  • こんな本もあります

    ぜひご覧ください!

    歯槽膿漏を自己採点する

     

    この小雑誌は、歯槽膿漏について、楽しみながらじっくり自己採点してみる手引書です。

    自分の歯ぐきが健康か、それとも病気にかかっているか、目安として大体を推定するようにしてあります。
    その上で正しい知識で病気の原因を除去してゆけるよう、後半に、おおよその養生法をまとめてあります。

    自己採点は、学術的に絶対に間違いないとは言いきれません。
    一応の目安としてのみ、ご利用ください。

     

     

    この本を読む

    漫画で学ぶ Perio (歯周病)

    1990年 

     

    イラストたっぷりの歯周疾患の冊子がありましたので、ご紹介します。
    片山先生は、こんな冊子も作っていたのかと驚きました。

    要点は、冊子「歯槽膿漏を自己採点する」とほぼ同じですが、イラストをふんだんに使い、ある家族の物語になっています。

     

     

    この本を読む

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